この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
普段、撮影会が開催しているから大丈夫だろうと言う思いで参加している方ちょっと待って下さい。
近年撮影会の増加に伴い、様々な撮影地で様々なモデルの方を撮ることができるようになりました!
しかし、その中で撮影地の許可取りを曖昧にしている撮影会も出てきているのが現状です。
と言うことで今回は、
「撮影会の許可どりが取られているか確認したい」
「先日撮影会に参加している際に、警備員に声をかけられた。。。」
「ホワイトにポートレート撮影をしたい」
と言う方向けに情報を提供します!是非最後までご覧下さいませ。
ポートレートの勉強していてまだ確認できていない方は、こちらも合わせてどうぞ!!
- 【2021年最新】えぇまだ知らないの??カメラマンなら知っておきたいおすすめ撮影スポット~清澄白河編~
- 【2021年最新】知らないのはもったいない、東京都内で人気の撮影会5選
- 【これだけ抑えれば大丈夫】撮影会へ参加する際に気をつけるべきこと、知っておくべきこと。
- 【2021年最新】業界最大級のアイドル&モデル撮影会!Fresh撮影会とは、評判は?
- 【2021年最新】定番から穴場まで!?知らなきゃ損!王子の撮影スポットを厳選。
撮影許可が必要な撮影場所ってどんなとこ?
公園
上野恩賜公園
公園に関しては、管理が国、地方自治体(特別地方公共団体を含む)、またその中でも地域やケースによって申請し撮影可能となる場合がほとんどです。東京都内の公園に関しては、ほとんどが申請書の提出が必須となっており中には撮影自体が禁止となっている場所もあります。
河川
https://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005300538_00000
基本的には長時間の一定の範囲を占有しない限りは、撮影をしても大丈夫です。
と言うのも、河川法の24条(土地の占用の許可)より
第24条 河川区域内の土地(河川管理者以外の者がその権原に基づき管理する土地を 除く。以下次条において同じ )を占用しようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、河川管理者の許可を受けなければならない。
と記載してあるためです。つまり、長時間の占有はNGだけれども基本的にはOKと言うことですね。ただ、近隣に公園などの施設がある場合には別途施設管理者への確認が必要となるので注意です。
道路
https://gazoo.com/column/daily/20/12/10/
場所も専有せず散歩がてらにふらっと一人で撮影する、というようなケースでは、「届け出は必要ないと思う」と言う内容が一番有力です。
と言うのも、道路交通法77条より
第七十七条 次の各号のいずれかに該当する者は、それぞれ当該各号に掲げる行為について当該行為に係る場所を管轄する警察署長(以下この節において「所轄警察署長」という。)の許可(当該行為に係る場所が同一の公安委員会の管理に属する二以上の警察署長の管轄にわたるときは、そのいずれかの所轄警察署長の許可。以下この節において同じ。)を受けなければならない。
(略)
四 前各号に掲げるもののほか、道路において祭礼行事をし、又はロケーシヨンをする等一般交通に著しい影響を及ぼすような通行の形態若しくは方法により道路を使用する行為又は道路に人が集まり一般交通に著しい影響を及ぼすような行為で、公安委員会が、その土地の道路又は交通の状況により、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図るため必要と認めて定めたものをしようとする者
また、東京都道路交通規則18条が準用する道路交通法第77条第1項4号によれば、一般交通に著しい影響を及ぼすような場合に限っては、
第18条 法第77条第1項第4号の規定による警察署長の許可を受けなければならない行為は、次に掲げるとおりとする。
(略)
(4) 道路において、ロケーション、撮影会その他これらに類する行為をすること。
http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki/reiki_honbun/g101RG00002199.html
と言う記載があり、上記に当てはまらないと考えられるためです。
駅や鉄道関連施設
https://matcha-jp.com/easy/33
鉄道やそれにまつわる施設についての撮影許可も非常に厳しい場合が多数です。例えばJRは個人での撮影許可は不可、法人であっても与信の問題などでNGとなるケースもあります。
人の命に関わる場となるので規制が厳しいのは、至って普通のこととも考えられるため当然といえば当然ですね。泣
百貨店やショッピングモール
https://loconavi.jp/spots/48403
商業施設であれば、施設管理権を持つ管理者の許可が必要になります。
百貨店やショッピングモールなど、施設が大型化すると、個人での許可を取るハードルは非常に高くなるため個人ではちょっと現実的ではないのかもしれません。
撮影会って許可取りしているの?
個人撮影会として、エリア指定をして開催している撮影会がほとんどだと思いますが正直な所グレーだと考えています。
少し濁した理由としては、僕の調査外でもしかしたらしっかりと許可取りをされている撮影会がある可能性があるためです。逆に、していないところもあるのが現状です。
例えば、都内の公園やアミューズメントパークなどがそれに当たります。撮影会はあくまでモデルのキャスティングのみの立ち位置として活動していることが多く、撮影地のブッキングまで行っていない所もあります。。
撮影地の許可取りをしなかった場合、どうなる?
もし撮影地の許可取りを許可取りを行わなかった場合、法的な請求が認められる可能性は低いとは考えられますが、完成した広告に対してクレームが来る場合があります。
撮影においては背景の写り込みにも十分に配慮する必要があるでしょう。
結果的に、撮影会に参加するために金銭の支払いをしているのにもかかわらず撮影できないみたいなことが起こる可能性があるため、注意が必要です。
まとめ
今回は撮影地の許可取りについて説明して参りました!以下かでしたでしょうか??撮影地OKかNGかしっかりと確認どりをすることでホワイトな撮影を楽しむことができるようになります。そのためしっかりとこの辺りは気を付けていきましょう!