皆さん知ってます?ポートレート写真とスナップ写真の違い

皆さん知ってます?ポートレート写真とスナップ写真の違い

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

皆さん、ポートレート写真とスナップ写真の違いってご存知ですか?

撮影会へ参加されているカメラマンさんならば、一度は聞いたことがあると思います。

有償の撮影の際には、スナップ写真という言葉を使われていて撮影会参加時にはポートレートという言葉を良く聞くような気がしますね。

今回は、ポートレート写真とスナップ写真の違いについて学んでいきましょう!

ポートレート写真とスナップ写真の違い

まず、スナップ写真は一瞬のうち気づかれぬ間に撮られていたり、自分以外のものに意識を向けている間に撮影される写真のことで、

ポートレート写真は撮られることをちゃんと意識し、自意識と対峙した上で写真家とともに作り上げていく写真のことを指します。

スナップ写真を「撮られる写真」とするなら、ポートレート写真は「撮らせる写真」ということができます。

そもそも、人物写真は大きく分けて2つに分類できる

①ポートレート写真

撮影会に参加されるカメラマンさん方は基本的にポートレート写真の撮影が中心となることが多いでしょう。

また、撮影者が自分自身を撮影した写真も「セルフポートレイト」と呼びます。

被写体を撮影することのみがポートレート写真に分類されるのではなく、自撮りもポートレートというんですね。

②スナップ写真

スナップ写真とは、日常の中で、目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する撮影技法、またはそうして撮られた写真をいい、スナップショットとも言います。

スナップ写真には綿密な構図力よりも、シャッターをとっさに切る瞬発力が求められます。

自分が感じたままに撮影する、そんな世界観がスナップ写真には存在します。

撮影会にて魅力的なスナップを撮影するコツ

ここまでポートレート写真とスナップ写真の違いについて学んできました。

一見撮影会とスナップ写真は、無縁の関係に見えますが実はそんなことありません。

ここからは、どのように撮影会にて魅力的なスナップ写真を撮影することができるのかについてお伝えしていきます。

シャッターチャンスを見逃さない

「光」と「影」に注目してみる

カーテンから差し込む光、路地裏の影など、光と影のコントラストを意識した場所に目を向けると撮りたい瞬間が出てくるかもしれません。

コントラストは、幻想的・神秘的な写真を創り出し素敵なお写真を創り出します。

写真はよく「逆光を避けて撮りなさい」と言われますが、順光(カメラの背後から被写体に向かって光源が照らす状態)だとコントラストが強すぎて影ができ、また被写体の全てが見えすぎて平面的な印象になってしまいます。

そもそもスナップとポートレートでは適したカメラやレンズが異なる

機動力がものをいうスナップ撮影では、一眼カメラであっても小型で取り回しの効くカメラボディと広角域から標準域あたりの焦点距離のレンズ(30mmから50mm前後)が被写体を捉えるには使いやすいですし、

スナップショットにはズームレンズを搭載したコンパクトカメラもお勧めです。

一方ポートレート写真の場合、カメラを三脚に固定した位置のままで、色々な焦点距離のレンズを交換して撮影してみることで写真効果の違いをいろいろ試してみると勉強になります。

三脚固定であれば、しっかりと手前の眼にピントが合い、振った手や風になびく髪の毛をブラした動きのある撮影なども可能です。

このように同じ人物写真の撮影であっても、被写体であるモデル側の意識の違いだけでなく、撮る側の下準備や手法にも大きな違いが出てくるのがポートレート撮影とスナップ撮影の違いなのです。

スナップ写真

露出補正を使いこなす

オートモードやP(プログラム)モード、A(絞り優先)モード、S(シャッタースピード優先)モードでは、自動露出機能(AE機能)が働くため、カメラが最適な露出を判断し、それに合うような絞り・シャッタースピード・ISO感度を決定します。

スナップ写真では、AE機能を使いましょう!

そうすることで適度な明るさを創り出し、全体的に暗すぎるという印象を抑えます。

防塵防滴仕様や高感度耐性の強さにも注目

雨の日でも水滴や水たまりに反射した景色などは被写体として魅力的です。

そんな時に、防塵防滴仕様が施されたカメラであれば、雨に濡れても気兼ねなく撮影に集中できます。

また、夕方から夜間といった暗い時間帯にスナップ撮影を行なう場合は、高感度耐性が高いカメラを選ぶと良いでしょう。

ISO感度上限が25600以上のカメラを選ぶことによってシャッタースピードを上げることができ、三脚が無くても安定した手持ち撮影ができます。

スナップ撮影におすすめのカメラ5選

製品名GR IIIDf
SONY サイバーショット DSC-RX1RM2
SONY α6600
 センサーサイズ 
  APS-Cセンサー
 フルサイズセンサー
フルサイズセンサー
  
  APS-Cセンサー
  有効画素数
  2424万画素
  1625万画素  4240万画素  2420万画素
  常用感度 
 ISO100-102400
  ISO100-12800
  ISO100-25600
  ISO100-32000
   サイズ
109.4×61.9×33.2mm

143.5×110.0×66.5mm
113.3×65.4×72.0mm120.0×66.9×69.3mm
    重さ  
   257g
    765g   507g    503g
  おすすめ度  ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️4.41
※売れ筋ランキング2位
 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️4.78 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️4.33 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️4.2

スナップ撮影におすすめのレンズ

35mmの単焦点レンズがおすすめです。

撮影の機敏さが重要となる撮影において、被写体によることで標準50mmの画角で撮ったようにもでき逆に後ろに下がれば、28mmの広い画角で撮ったようにもできる。

この条件にぴったりのレンズは、一択でしょう!

ポートレート写真

ポートレート写真では、F値に気をつけて望遠側で撮る

ポートレート撮影に向いているレンズは50mmから100mm前後の焦点距離です。

50mmのレンズは人間の目に最も近い自然な描写をすると言われています、さらに焦点距離が長く望遠側になるにつれ像の歪みが無くなっていきます。

ポートレートでは望遠レンズの方が背景がボケやすく整理された印象になります。

撮影するときにはなるべくF値は解放(F値が一番小さな数値)で撮ってみましょう、より周辺がボケて被写体に立体感が出ます。

ポートレート撮影におすすめのカメラ

以下の記事にポートレート撮影の際のおすすめを紹介しています。

ポートレート撮影におすすめのレンズ

最後に…

今回は、ポートレート写真とスナップ写真の違いについて学んできました!

ここまで読んでテクニックを参考にしつつ、撮影会参加しようかな?と考えていらっしゃいましたら

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詳細は、以下より。。

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